小澤征爾氏ら8人に文化勲章

「小澤征爾氏ら8人に文化勲章」ヤフーのトップニュースにこんな記事がありました。これを見た会社の人が私に「小澤征爾ってすごいのか?」と聞いてきました。私は「もちろん。今は世界でもトップクラスの指揮者ですよ」と答えましたが、「どういう指揮者がいい指揮者なの?技?」と聞かれました。

その人は音楽のことはまったく分からないため、そういう疑問が出てくるのは当然だと思いますが、音楽のことをよく知ってる人、実際に音楽を演奏している人でもこの質問に明確に答えられる人は少ないんじゃないかと思います。

じゃあ、答えは何かっていうと、「すばらしい人間性を持った指揮者」がいい指揮者でしょう。

なーんだ、そんなこと?と言われそうですが、そこが一番大事な部分なんです。
どんなに、タクトのテクニックがあっても、どんなに知識が豊富でも、人間性が良くなかったら、演奏家はいい演奏をしてくれないし、聞いてる人もいい演奏とは言ってくれません。

あるテレビ番組で小澤征爾さんが小学生の演奏に感動して涙を流していたのを見たことがあります。小学生ですから、どんなにすばらしくてもプロの演奏家からは程遠い物な筈なのに、どうしてそんなに感動できるのでしょう?それは、技術ではなくいい演奏をしようという気持ちが一番大事だからだと思います。

音楽に限らず、人として大事なことを見失わないように生きていきたいものです。

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